やあ、久しぶり、元気だった?
俺?俺は気づいたらもう三十二歳になったよ、うん、おじさんだね。
でも、麻雀教室のおばちゃんやおじちゃんには見えないって言われるんだ、はどう思う?
そうだ、俺はね、やっぱり赤木さんの意思を継ぐことにしたんだ。
もし、俺が赤木さんみたいになったら、好きになってくれる?
「」
そう声に出せば、秋風が吹き抜けた。
赤木しげるを愛し、赤木しげると共に息絶えた君。
君を愛していたのに、君の気持ちは変わらなかったね。
「なあ、俺は正しいのかな・・・・・・」
きみの命日
この日を迎えるたび、未だ死にたいと思ってしまうんだ
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